ネット依存症になりやすい人
ネット依存症になる人にはある程度の傾向がみられます。
学生
成績優秀だった人に多く見られます。言い訳が上手く、依存がばれにくいといった側面もあります。大抵の場合はネットにはまったことで、成績が落ちていきます。大学生では暇つぶしにネットを始めて依存症に陥る人も多いです。
主婦
比較的自由な時間をつくりやすいので、のびのびとネットをすることができます。家庭の不満などがあるとネットに逃げる傾向もみられます。
サラリーマン
仕事のストレスを解消するためにネットを利用します。帰宅後、パソコンに向かい、可能な限りプレイしようとします。そのため家族の不和や睡眠不足を招くことになります。
睡眠不足は仕事の生産性低下を招きます。そのため上司から叱責を受けてストレスがたまり、さらにネットに依存するという悪循環に陥ることも少なくありません。
発達障害の人
アスペルガー症候群などの自閉症スペクトラム、ADHDなどの発達障害を持っている人は、人付き合いが苦手でトラブルを起こしがちです。そのせいでひきこもりがちになり、ネットにはまりやすくなります。また、アスペルガー症候群の方は、その強いこだわりというの特性のために、ゲームにはまり続けてしまうということもあります。
社会不安障害の人
社会不安障害の人は、人前で緊張したり、知らない人と話すのが苦手で、外に出るのさえ怖く感じます。部屋にひきこもりがちになり、ネットにはまりやすくなります。ネットなら安心して遊んでいられます。
ひきこもりの人
もともとひきこもりの人がその暇つぶしとしてネットを始めたことから、ネット依存症に陥ってしまうこともあります。この場合はネット依存症から引きこもりになってしまった場合と違って、治療がより困難になります。ひきこもりの原因を取り除かなければ、ネット依存症を治療しても、ひきこもったままでいるからです。
ネット依存症になりやすい性格
ネット依存症になりやすい性格というのもありますので、以下に列挙します。
- 自分のやりたいことを優先してしまう。
- ストレスが溜まりやすい。
- 目立ちたがり。
- 寂しがりやで誰かと繋がっていたいという気持ちが強い。
- 同調圧力に弱い。
- 人の勧めを断れない。
- 現実逃避しがち。
- 人付き合いが苦手。
- 1つのことにこだわりやすい。
誰にでも心当たりのあるものが1つ2つあると思います。それだけネット依存症は誰にでも陥る可能性のあるものともいえます。
目立ちたがりの人はその性格が高じてネットアイドルやネットタレントを目指すという人もいます。夢を見ることはいいですが、あまりにも熱心になりすぎて、現実の学業や仕事、生活がおろそかになり、結局何者にもなれなかったといった人も少なくありません。
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