日常生活の破綻
ネット依存症の方は、時間の感覚がなくなるほどネットゲームなどに夢中になり、本来人間がしなければならない事を放置してしまいます。その非人間らしさから”廃人”と呼ばれてしまったりもします。
食事をしない
食べている時間ももったいないと思ってしまうほど、ネットに夢中になってしまいます。1日何も食べなかったり、カップラーメン1食で済ませてしまったりします。
また、保護者がネット依存症の場合、ネットに夢中になり食事の用意をしない、簡単なもので済ませてしまうといった問題もあります。
風呂に入らない
特にネットゲームに熱中している人は、風呂に入らず、連続で遊んでしまいがちです。風呂に入る時間があるならレベル上げなどをしていたいと思うからです。また、風呂に入らなくても自分は困らないといった自己中心的な考え方が、入浴を避ける要因にもなります。同様の理由で歯磨きや洗顔もしません。
眠らない
寝る間も惜しんで惜しいとゲームに明け暮れます。ベッドのなかでスマホをして眠れなくなるというケースもとても多いです。
身体面や精神面の問題につながる
日常生活が破綻していくと、運動不足や栄養不足、昼夜逆転などの問題が起こります。
精神的にはイライラしたりやうつ状態になったりして、うつ病や不安障害などの精神疾患につながることもあります。
不摂生な食生活は肥満や激痩せにつながることもあります。運動不足も重なり、動脈硬化などが進み、生活習慣病になってしまうこともあります。
社会的な問題へ発展
日常生活の破綻は自身の健康だけでなく、社会生活にも支障をきたすようになります。
学生なら不登校や成績の低下を、社会人なら遅刻や欠勤、生産性の低下を招くようになります。
ネットに依存するとリアルを疎かにしがちです。人は生きている限りどこかで社会とつながっています。ネット依存は自分に災いが振りかかるだけでなく、家族や周りの人、そして他人にも迷惑をかけることがあります。
家庭不和を引き起こす
ネット依存症は家庭の不和を引き起こすことがあります。
ネットに夢中になることで、会話やコミュニケーションが減り、さまざまなすれ違いが生まれます。子育てや家事に支障をきたすこともあります。夫婦げんかの末、メールアドレスを全て消してしまうといったこともあるそうです。
また、ゲームでもSNSでも、コミュニケーションをとった相手に好意を持ちやすいという特徴があります。それが浮気や不倫に発展することもあります。
このようなことからネット依存が家庭内孤立や別居、離婚につながることも少なくありません。
日常生活の破綻-ネット依存症の症状関連ページ
- ネットを最優先にする
- ネット依存症の方は、何よりもネットを最優先にするという症状がみられ、そのせいで学業や仕事がおろそかになってしまいます。
- 精神症状が現れる
- ネット依存症の方は様々な精神症状に悩まされます。重症化することも少なくありません。
- 身体症状が現れる
- ネット依存症の方には様々な身体症状が現れます。寝ない、食べない、動かないといった健康とは真逆の生活を続けるので、ネット依存の習慣をやめない限り改善しません。
- 死に至ることも
- ネット依存症が原因で死に至ることもあります。その例を紹介します。
- 昼夜逆転
- ネットの世界は深夜がもっとも白熱しやすく、そのためにネット依存症の人は、昼夜逆転の生活が当たり前になってしまいます。
- 犯罪につながることも
- ネットの落とし穴にハマり、犯罪につながってしまうこともあります。
- ネット依存症は再発することが多い
- ネット依存症は再発する割合が高い病気です。
- ネット依存症になって失うもの
- ネット依存症になるとたくさんの大切なものを失います。
- LINE疲れ
- 若い世代を中心に爆発的に広まったLINEですが、やりとりに疲れてしまう”LINE疲れ”が現れる人もでてきました。