LINE疲れ
若い世代を中心に爆発的に広まったLINEですが、やりとりに疲れてしまう”LINE疲れ”が現れる人もでてきました。
これまでもSNS疲れというものが問題になっていました。しかし、LINEの場合はメッセージのやりとりがさらに多くなる傾向にあります。そのため、人間関係やメッセージの内容に神経をつかいすぎて、精神的にも身体的にもまいってしまう人が続出しています。
LINE上では学校のいろいろな話題が出ます。悪口を言われるのではないかと不安になって、LINEを始める人もいます。始めるとチェックせずにはいられなくなり、家に帰ってからも学校の友だちとつながり続けないといけなくなります。そうなると気が休まる暇もありません。
グループにも沢山参加していて、一晩放っておくと、新着メッセージが数百もということさえあります。全てチェックするだけで1日がつぶれてしまいそうです。
楽しくないのにやめられないというのは、依存のひとつの形であるといえます。
LINEは道具(ツール)としてはすばらしいものです。しかし、道具に振り回されないよう気をつけなくてはいけません。
LINEは依存に気づきにくい
常時利用が問題になるLINEですが、本人は依存だとは思っていないことが多いようです。その理由には次のようなものがあります。
- 家族も友達もみんなやっているから。
- あまりにも日常に浸透しているから。
- 例え常時利用していても、あくまで連絡ツールとして使っているから問題ない。
このような理由から本人が依存と認めないケースも容易に想像できます。
しかし、使いすぎで健康や学業・仕事に悪影響が現れたり、日常生活に支障をきたすようになれば、本人が認めようが認めまいが、それは依存として対処しなければなりません。
本人の自覚だけに頼るのではなく、家族や周りの人が客観的に見てあげることが大切です。
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