認知行動療法

運動療法や作業療法

 ネット依存症の治療では、運動療法や作業療法が取り入れられることがあります。自分の体を動かしてネット以外の楽しみを見つけます。

 

運動療法や作業療法で行うこと

 運動療法や作業療法では次のようなことを行います。

  • 卓球
  • バレーボール
  • バドミントン
  • 将棋
  • トランプ
  • 人生ゲームなどのボードゲーム
  • 絵画
  • 粘土
  • 工作

 体を動かしたり、コンピュータ以外のゲームをしたり、図画や工作をしたりします。スポーツでは試合形式で勝負を競い、コンピュータゲームでは味わえない楽しさを感じさせます。

 

目的

 体を動かすことで、自分の体力低下を感じることができ、ネット依存に対して問題意識を持つようになります。さらに、ネットでは味わえない爽快感があるので、ネット以外のことに興味を持つきっかけにもなります。
 日頃ネットばかりして部屋に閉じこもっているので、運動不足の解消になります。特に子供は成長期に体を動かしてないので筋力が発達していませんから、運動療法はとても効果的です。
 また、ネットでのコミュニケーションでは無い人と人のリアルなやりとりをすることができます。人とのコミュニケーションの楽しさを感じるようになります。

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