SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)

SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)

 ネット依存症の治療では、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)が取り入れられることがあります。リアルな人とのコミュニケーションスキルを学びます。

 

 ネット依存症の方は人との交流が少なく、コミュニケーション能力も低くなっています。そのため、ネット依存を抜けだしても十分な社会生活ができないという例も少なくありません。自信を持って社会に出ていけるようにするために、SSTを用いた治療は大変重要です。

 

SSTで学ぶこと

 SSTでは次のようなことを学びます。治療者と少人数グループで行われることが多いです。

  • 状況に合わせた対応。的はずれな対応は対人関係の障害となる。
  • 伝えたいことを正確に相手に伝える。
  • 表情やしぐさから相手の感情を読み取る。
  • あいさつ。

 実際にさまざまな場面を想定した状況での受け答えを練習します。それに対して参加メンバーが意見や感想を言います。

SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)-ネット依存症の治療関連ページ

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ネット依存症の受診や治療をしたいと思ったときの相談窓口について紹介します。
ネット依存症の診察
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ネット依存症の治療方針
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行動記録をつける
ネット依存症の治療では、行動記録が治療ツールとして重要になります。本人が毎日の行動を記録して、どれだけネットに時間を使っているのかを見える形にします。
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デジタルデトックスとは1日デジタルを断つことで心身の疲労を取り除き、生活のリズム取り戻そうとするものです。ネット依存症の治療においては、定期的にデジタルデトックスをすることで徐々にネットの時間を減らしていくという方法が取れます。
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ネットは便利ですし、生活していくうえでなくてはならないものになってきました。だからこそ予防が必要です。ネットに取り憑かれないようにしましょう。