ネット依存症の予防

ネット依存症の予防

 ネットは便利ですし、生活していくうえでなくてはならないものになってきました。だからこそ予防が必要です。ネットに取り憑かれないようにしましょう。

 

 ネット依存症の予防方法には次のようなものがあります。

  • 人とのコミュニケーションを大切にする。
  • 週に1日デジタルデトックスする。
  • ネット以外に夢中になれることを見つける。
  • ネットゲームやサイト、ネット機器などの正しい情報を得て、リスクを知る。
  • 体を動かしたり、自然と触れ合ったりする。体を動かすことは、質の良い睡眠につながる。
  • 誰かとでかけるときはネットは必要な時以外は使わない。
  • 会話は相手の顔を見て話す。
  • 子供がいるときは自分のマネをされないよう意識してネットを利用する。

 

 リアルを大切にすることがネット依存症の予防のポイントです。公園を散歩したり、友人たちとリアルな会話を楽しむのもよいでしょう。週末は家族一緒にアウトドアでリフレッシュしてみてはいかがですか。

成長期の子供にとって睡眠は特に大切

 成長期では、寝ることが成長を促します。寝ないでネットをすれば、成長に影響が出ることも想像に難くありません。
 成長ホルモンが分泌されやすい時間帯は、22時から2時の間で、ピークは0時から1時のあいだです。
 成長ホルモンは寝てから2時間ほどで分泌されます。つまり、成長のためには、22時ごろには就寝するのが望ましいといえるでしょう。

ちょっとした運動でよい

 運動というと、これまでほとんど体を動かしたことのない人にとっては、ハードルが高いと感じるでしょう。最初は簡単にできることから始めればよいでしょう。
 例えば、「最寄り駅より1つ手前で降りて目的地まで歩く」「家でストレッチする」などです。
 慣れてきてもっと体を動かしたいと感じたら、ラジオ体操でもいいですし、ジョギングやウォーキングなどをしてみるとよいでしょう。

一緒に取り組む

 運動や他のネット以外の趣味を始めるのは、ネット依存予防のために大切ですが、「運動しなさい」とか「ネットばかりしてないで他のこともしなさい」と言ってもなかなか伝わらないものです。
 そこで、ただやらせるのではなく、一緒に取り組んでみてはいかがでしょう。
 「一緒に買い物に行く」「一緒にジョギングする」「一緒に料理をする」など、さまざまなことを一緒に取り組むことで本人もやる気がでてくるでしょう。コミュニケーションもとれるので、それもネット依存症の予防につながります。

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